

12月14日(日)、ユリーカホールにて「冬のまつり2025」を開催いたしました。
オープニングでは、中学音楽部によるアンサンブル演奏が披露され、華やかな幕開けとなりました。
第1部では、高校箏曲部・中学ダンス部・高校軽音楽部が出演し、それぞれの個性あふれる発表で会場を魅了しました。




続く第2部では、中学プサルター部・中高ダンス部・高校吹奏楽部が日頃の練習成果を存分に発揮し、迫力あるステージを届けました。

最後は中学音楽部の発表で締めくくられ、盛会のうちに終演となりました。
ご来場いただいた皆さま、ならびに日頃より温かいご支援を賜っております皆さまに、心より御礼申し上げます。

なお、本校は来年度より学園名を「蓬莱学園」へ変更いたします。
今後とも変わらぬご支援・ご声援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

(文責:中学校教員)
特別進学コース(1・2年生)、および、ユリーカコース(全学年)では25日、26日の2日間、冬季課外を行っています。
夏季課外に引き続き、特別時間割を組んで、各学年、それぞれの目標を掲げ、一丸となって取り組んでいます。

また、明日より、丸亀市市民交流活動センターマルタスにて、ユリーカコースの希望者と、藤井中学校の3年生の希望者向けに冬の特別学習会が行われます。高校3年生は共通テストに向けた問題演習、1・2年生は外部模試の過去問演習や各自で問題演習を行う予定です。
頑張れ、受験生!
(文責:高校教員)
2学期終業式 12月24日(水)
終業式に先立って、賞状伝達がありました。
◆令和7年度ダンスドリル秋季競技大会中国・四国大会高等学校の部 ミスターソロ部門 2年生
第1位 山下 劉徳
◆2025年度 香川県少林寺拳法連盟中讃ブロック大会 単独演武一般段外の部
最優秀 丸岡 優斗
◆同志社女子大学写真コンテスト 「SEITO(せいと) フォトコン ‘25」
入 選 榊原 珠乃 岩田 日和
◆第42回香川県高等学校総合文化祭 写真展
佳 作 岩田 日和
◆令和7年度 緑化ポスター原画・書道コンクール 「ポスター原画の部」
佳 作 矢田 瑞季 大久保 蓮
上記の表彰のみならず、検定取得の表彰も数多くありました。表彰されたみなさん、おめでとうございます。みなさんの頑張りはさることながら、そうした頑張りを陰で支えてくださっている方々が周りにいることを忘れないようにしましょう。

続いて校長先生からのお話がありました。まず、11月の全校朝礼でもありましたが、「勝負の神様は細部に宿る」、続いて、「1勝9敗でもいい」、つまり、普段の練習時には思い切ってチャレンジすることで経験値を積み、その経験を活かして一番大事な勝負に打ち勝とうというお話でした。さらに、「前後裁断」という言葉を紹介していただきました。これは禅の教えに基づく言葉で、過去や未来にとらわれず、今この瞬間を全力で生きること、つまり今の積み重ねを大切にしようというお話でした。
その後、生徒指導主事からお話がありました。内容としては、卒業式に向けて、また、冬季休暇中の過ごし方についての諸注意でした。
また、3年生については、非常に大切な時期になるので、終業式の後に団集会がありました。
今日の様々なお話を踏まえ、冬季休暇を有意義に過ごしましょう。また、明日からの冬季課外があるコースやクラスは、引き続き気を引き締めてあと数日がんばりましょう。
(文責:高校教員)
12月12日(金)にクラスマッチが行われました。
種目はバレーボール・バドミントン・卓球・UNO・オセロ・トランプの6競技で、それぞれの場所に分かれて競技をしました。自分たちの本職ではない競技に苦戦しているようでしたが、終始楽しそうに声をかけあい、協力して試合が進められていました。カードゲームにおいても熱戦が繰り広げられ、最後の最後まで白熱した試合が続きました。




【 結果 】
◆男子・男女混合バレーボール
優勝 2B① 準優勝 2G1 3位 3G①
◆女子バレーボール
優勝 2V 準優勝 1V 3位 3BC
◆男子・混合バドミントン
優勝 2A菅原・島村ペア 準優勝 1A塩田・森江ペア 3位 2B真木・横川ペア
◆女子バドミントン
優勝 1A秋山・尾﨑ペア 準優勝 1A南木・羽方ペア 3位 1G2宮澤・森田ペア
◆卓球
優勝 3G直江 準優勝 1V二見 3位 1V松野
◆UNO
優勝 3BC越智 準優勝 1A鼻﨑 3位 2B中條
◆オセロ
優勝 1V三好 準優勝 2G1山地 3位 2A矢田
◆トランプ
優勝 1G2福岡 準優勝 1G2荒井 3位 2G1濱野
(文責:高校教員)
12月10日(水)の4限目に、防火・防災避難訓練がありました。
まず、丸亀市を震源とする地震を想定して各自、教室内で机の下に潜り、その後、津波が来た想定で、中学・高校ともに安全面に留意しながらユリーカホール3階へ避難しました。
その後、自衛隊香川県地方協力本部 佐々木様をお招きし、『防災における「自助・共助・公助」』についてご講演いただきました。
南海トラフ地震は、今後30年以内に80%程度の確率で起こると言われています。いつ起こるか分からないからこそ、最悪のリスクを想定した上で、最小限の被害に留められるように行動することが大切です。まずは、自分の身は自分で守る(=自助)ように、次に、避難所等では、お互いに助け合って(=共助)いきましょう。また、事前策として、自宅や学校等からの避難経路を確認しておくことや、防災グッズを準備しておくことも大切です。
今日教えていただいたことを忘れずに、日々危機意識を持ちながら行動していきましょう。



(文責:高校教員)
先月、聖ベルンハルト・ギムナジウム校の14名の生徒が姉妹校交流の一環として本校を訪れ、様々な交流が行われました。そのときの様子がドイツ・デュッセルドルフ地区の大手新聞「ライン新聞( Rheinische Post )」に掲載されました。
ライン新聞 ( RHEINISCHE POST ) :
ヴィリツヒ市シーフバーン地区 聖ベルンハルト・ギムナジウム校
ヴィリッヒの生徒達は日本で何を体験したか :
( シーフバーン地区発 ) :
ヴィリッヒ市シーフバーン地区聖ベルンハルト・ギムナジウム校の生徒達14人は、二週間日本で過ごしました。 日本で丸亀の姉妹校を訪問しました。
( 以下、記事本文 ) :
ヴィリッヒ市のシーフバーン地区にある聖ベルンハルト・ギムナジウム校の生徒達14人がヴィリッヒの故郷に帰ってきました。生徒達は、10学年から11学年 ( 15 歳から17歳 ) の生徒です。 彼等は、忘れる事のできない多くの思い出と共に帰国しました。 生徒達は、ナディア・ホイザー先生、トニー・ザウク先生と共に11月の始め、二週間の予定で日本への旅に出発しました。 目的地は、丸亀市の姉妹校です。 2017 年以来、丸亀の藤井学園とシーフバーンのギムナジウム校 ( 中高一貫学校 ) は姉妹校提携で結ばれてます。
ドバイ経由で17時間を飛び、東京に着きました。そしてその後も緊張が続きました。丸亀までは新幹線で行きました。着いた時、姉妹校の代表団とホスト・ファミリーが心から歓迎してくれました。それで到着後、安堵しました。 生徒達は、日本のホスト・ファミリーの家で日本の礼儀作法や慣習を学び、日本食を味わい、日本での普通の生活を体験しました。 藤井学園は、多彩なプログラムを用意していました。 一つのハイライトは剣道体験でした。 まず印象深い剣道の立ち合いを見学しました。 そして剣道7段の達人の指導の下、生徒達も自ら剣道を試みました。
書道教室では、生徒達は、自分達の名前を伝統に従い、筆と墨を用いてカタカナと漢字で書く事を習いました。 さらにプログラムは続きました。 丸亀の市長を表敬訪問しました。
日本の伝統である茶道、うどん打ちを体験しました。 そして金刀比羅宮を見学しました。 ギムナジウム校の生徒達は折り紙芸術を習い、また伝統工芸品である「 うちわ 」作りを学びました。 神道の儀式に参加に参加した事は、生徒全員にとり感動的な瞬間でした。 善通寺訪問も、それに劣らぬ感動的な事でした。 善通寺で仏教の儀式に参加しました。仏教の儀式にも参加した事で、その日は忘れられない体験をした日となりました。
日本の生徒達は、2026年5月にヴィリッヒに向けて出発します。 聖ベルンハルト・ギムナジウム校は、日本の生徒達の旅を今回ドイツの生徒達が体験したような学ぶ事の多い旅にしたいと考えています。
写真説明 :
聖ベルンハルト・ギムナジウム校の生徒達は金刀比羅宮への遠足に出かけました。
独文和訳 / 稲留康夫氏(ヴィリッヒ日独協会(Japan-Club Willich)会長)
12月3日(水)、人権教育の一環として、ユリーカホールにて、映画『この世界の片隅に』の鑑賞会を行いました。
本作品は、昭和初期から戦時下に至る広島市および呉市を舞台とし、当時の社会情勢の中で懸命に日常を営もうとする市井の人々の姿を丹念に描いた作品です。戦争中においても、人が人としての尊厳を保ちながら生きようとする姿や、家族・地域社会の支え合い、そして日々の小さな幸福のかけがえのなさが描かれていました。
以下、鑑賞後の生徒振り返り文からの抜粋です。
「戦時下における生活の脆弱さと、日常が突如奪われる理不尽さを強く実感した。」
「当たり前と感じている日常が、どれほど多くの人の努力と平和によって支えられているかを改めて考える機会となった。」
これらの感想から、生徒たちが作品を通じて、戦争と人権、平和と日常の関係について主体的に理解を深められたと思います。
今回の鑑賞を、今後の人権教育や平和学習へとつなげ、生徒が他者を尊重し、多様性を受け入れ、責任ある社会の一員として成長していくための継続的な取り組みを進めていきます。

(文責:高校教員)
11月15日(土)、11月8日(土)より1週間ほどお迎えしていたドイツからの留学生との日々も最終日を迎えました。1限目はホストファミリーと最後の交流を行い、それぞれの家族で写真を撮るなどして別れの時を惜しんでいました。2限目はユリーカコース2年生の教室で班ごとに日本の伝統的な遊びを楽しんだり色紙にメッセージを書いたりなどして、最後の時を大切に過ごしました。最後は丸亀駅へ向かう一行を中学生全員で見送り、次回の再会を約束してお別れしました。様々な交流を経て互いにとって大変有意義な時間を過ごせました。次は我々がドイツへと訪れる番です!






(文責:中学校教員)
November 14th
In the afternoon, the German high school students taking part in the exchange program in Marugame visited Shioya Betsuin to experience a Buddhist ceremony called Hōonkō, dedicated to gratitude and remembrance.
Before this visit, the students had taken two classes at the high school, including a history lesson specifically devoted to the past of Shioya Betsuin. This lesson was taught by Mr. Tamura, a high school teacher specializing in the history of the Shioya Betsuin internment camp, and was attended by Ms. Ōkubo from the Marugame International Exchange Association. There they learned that, during the First World War, the temple served as a camp for German prisoners of war. After the fall in China of the German military base of Tsingtao (Qingdao) in 1914, 4,627 German soldiers were taken prisoner and sent to several camps in Japan; among them, 324 were interned in Marugame, in a camp set up within Shioya Betsuin itself, where they lived for more than two years. Despite the wartime context, they were able to engage in sports and cultural activities, especially music, which helped to foster exchanges between Germany and Marugame. Today, this temple is the only former prisoner-of-war camp building from that period still preserved in Japan, and it remains an important place of remembrance.
At the temple, the students then attended the Shioya Betsuin Hōonkō ceremony. The Hōonkō they attended is one of the most important ceremonies in the Jōdo Shinshū tradition. It is a memorial service during which believers express their gratitude to Shinran Shōnin (1173–1263), the founder of this school, and to the compassion of the Buddha Amida. In concrete terms, the ceremony consisted of a period of reciting Buddhist sūtras and hymns (otsutome) in the hondō, the main hall of the temple.
After the ceremony, the group visited Marugame Castle. There, the students observed the architecture of the castle and its stone walls, while enjoying the panoramic view over the city and the sea. By connecting the temple, marked by the shared history of Japan and Germany, with the castle, a symbol of local history, this day enabled the students to gain a deeper understanding of Marugame’s cultural richness and the value of international exchange.
11月14日
午後、丸亀で交流中のドイツの高校生たちは、感謝と追悼を趣旨とする仏教行事「報恩講」を見学するために、塩屋別院を訪れました。
訪問に先立ち、生徒たちは高校で二つの授業を受け、そのうちの一つは塩屋別院の歴史をテーマにした授業でした。この授業は、塩屋別院の収容所としての歴史を専門的に研究し、高校で教えられている田村先生が担当し、丸亀市国際交流協会の大久保さんも同席してくださいました。その中で、第一世界大戦中、この寺院がドイツ人捕虜収容所として利用されていたことを学びました。1914年、中国の青島(チンタオ)にあったドイツ軍基地が陥落した後、4,627名のドイツ兵が捕虜となり、日本各地の収容所に送られました。そのうち324名が丸亀に送られ、塩屋別院の境内に設けられた収容所で2年以上生活しました。戦時下という状況にもかかわらず、彼らはスポーツや音楽をはじめとする文化活動を行うことができ、これがドイツと丸亀との交流のきっかけにもなりました。現在、この寺院は当時の捕虜収容所としての建物が現存する、日本で唯一の場所であり、貴重な歴史の記憶を伝える場となっています。
塩屋別院では、生徒たちは「塩屋別院報恩講」の法要に参列しました。生徒たちが参加した報恩講は、浄土真宗において最も重要な法要の一つとされています。親鸞聖人(1173〜1263)という宗祖と、阿弥陀如来の慈悲に対する感謝をあらわす追悼法要です。法要では、本堂で経典や御和讃をとなえるお勤めが行われました。
法要の後、一行は丸亀城を訪れました。生徒たちは城や石垣の構造を見学し、町並みや海を一望できる景色も楽しみました。ドイツと日本の歴史的なつながりを持つ塩屋別院と、地域の歴史を象徴する丸亀城の両方を訪れることで、生徒たちは丸亀の豊かな文化と、国際交流の大切さについて理解を深めることができました。



(文責:中学校教員)