香川県藤井高等学校
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情報モラル講習会

10月22日(水)、香川大学創造工学部准教授 石原 秀則先生にお越しいただき、情報モラル講習会を実施しました。講義の内容は、スマートフォンやタブレットの使い方、リスクとモラル、生成系AIとの付き合い方についてでした。

まず、導入として、情報の定義について教えていただきました。次に、情報化社会のリスクについて教えていただきました。SNS等で誰もが気軽に情報発信できる世の中であるからこそ、なお一層、情報の真偽を正しく判断するのが難しいということを学びました。特に、誤った情報による批判は誹謗中傷になるという危険性についても教えていただきました。誹謗中傷は他者の人格否定にあたり、場合によっては、誹謗中傷が人の命を奪ってしまうことにも繋がりかねず、匿名だからといって、あるいは、誤った情報だと知らなかったからといって、誹謗中傷に繋がるような発言をしたり、そのような情報を拡散したりすることは決して許される行為ではありません。だからこそ、情報発信をする際には十分に気をつける必要性があります。

また、ネット社会には様々な詐欺があり、高校生のような若年層にもそのような詐欺に騙される可能性があるということも印象深い内容でした。

さらには、生成系AIについても教えていただきました。ChatGPTを始めとする生成系AIは膨大なデータの中からもっともらしい情報を選び取って情報提供をしているため、提供された情報が求めている正解とは限らない(いわば、幻想にすぎない)ということを知った上で、そのようなツールを適切に使いこなすスキルと客観的な判断力が必要となることが分かりました。

 

以上のようなことを理解した上で、状況や場面に応じて、適切にデジタル機器を使っていきましょう。また、情報社会を生き抜くために、幅広い教養や知識を持ち、さらには国語力を身につけていきましょう。

  

 

(文責:高校教員)