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香川県藤井中学校

総合的な学習の時間(1年団)「フレスコボール」(10/13、10/16、11/6)

1年団は、総合的な学習の時間で「フレスコボール」を行いました。「フレスコボール」とは、卓球やテニスのように相手と対戦するスポーツではなく、日本の羽子板のように相手とラリーをつなげるスポーツです。「フレスコボール」はラリーをつなげるために相手のことを考え、コミュニケーションを取りながら行うということから「思いやりのスポーツ」といわれています。そして、1年団の団目標が「Compassion(思いやり)」であるということと季節柄「スポーツの秋」ということで、「スポーツを通して思いやりについて考える」ために行いました。

 

10月13日のLHRを使って、思いやりとは何かを考えました。生徒たちにMetaMoJi ClassRoomの付箋機能を使って書いてもらい、電子黒板を使ってみんなで共有しました。そして、「フレスコボール」を行う上で、1年団全体で班を作成しました。

 

 

10月16日に、「フレスコボール」の体験と調べ学習を行いました。今回、香川県フレスコボール協会の方々に実際に来てもらい、「フレスコボール」のレクチャーをしてもらいました。はじめて体験するスポーツで慣れない様子でしたが、徐々にコミュニケーションを取りながらラリーが続くように一生懸命頑張っていました。そして、自分たちのプレー動画を撮って協会の方々のプレーと比較し、違いを考えてもらいました。また、体験を待っている間は「フレスコボール」について調べました。班ごとにテーマを選んで、そのことについて調べ、MetaMoJi ClassRoomにまとめました。まとめる時間は各班60分ほどしかありませんでしたが、生徒たちは短時間で調べてきれいにまとめ上げており、素晴らしかったです。

  

11月6日に、「フレスコボール」調べの仕上げと発表、振り返りを行いました。どの班も工夫してまとめられており、今までの発表の経験を活かして、しっかりと発表することができました。今回はポスター形式でまとめたので、そのままだと小さく見えにくいため、自分の発表箇所を拡大して表示しながら、発表することができていました。振り返りも全ての活動を通して、Google Formsで答えていました。

~振り返り~

・フレスコボールは思いやりの競技とも言われていて、1年団目標は思いやりがテーマなので、今回の総合で思いやりとは何かということが考えられたと思いました。フレスコボールでは、相手がどこにボールを打つと取れやすいかなどを考えることが大切だと思いました。 日常の生活でもそのように相手のことを考えながら行動することが大切なのではないかということを、この学習を通して学びました。

・フレスコボールは1人ではできないスポーツで相手がいないとできないスポーツということが分かりました。だから、相手のことを思いやり一緒に話してみたりして親睦を深めることが大切だと思いました。その他にも、テクニックひとつで楽しさが変わってくることも分かりました。この学習が終わっても、フレスコボールのことをもう少し知ってみたいと思いました。

・まだ話したことのなかった別のクラスの子とフレスコボールを通してコミュニケーションを取ることができ、思いやりを育てること以外にも友達と交流する機会を作ることのできる素晴らしい競技ということがわかりました。 これは、日本だけではなく、世界中に広めるべき競技ではないかと思います。

(文責:中学校教員)