1月22日(水)の3,4限目、高校1年生を対象に、人権・同和教育が行われました。
今回は、LGBT(性的少数者)に対する理解を深めることを目的に「カランコエの花」という映画を鑑賞しました。
映画のあらすじは、高校のとあるクラスで、LGBT(性的少数者)に関する授業が行われたことをきっかけに、生徒たちの間で「このクラスにLGBTの人がいるのではないか」という話題が持ち上がります。特定の誰かを指すことはないものの、噂が広まる中で、クラスの雰囲気は徐々に変化していきます。生徒たちはそれぞれの立場でこのテーマに向き合い、「もし自分が相談されたらどうするか」「自分の周りに理解者がいるのか」といった葛藤や戸惑いを抱えながら、日常生活を送ります。映画は、LGBTをめぐる社会的な理解と課題を高校生たちの視点から描き、多様な価値観や人権について深く考えさせられる内容でした。
3限目に映画を鑑賞した後、生徒たちは教室に戻り、4限目に感想文を書きました。また、学級担任を中心にワークシートを活用しながら、LGBTに関する基礎知識も学びました。
授業後、生徒たちからは「LGBTの方々に対する理解を深められた」「多様性を受け入れることの大切さを感じた」といった肯定的な意見が多く寄せられました。
現代の多様な価値観を認め合う社会の中で、自分とは異なる考え方や生き方があることを知り、それを理解しようとする姿勢が、相手を受け入れる第一歩であると改めて実感する機会となりました。
(文責:高校教員)