1月24日(水)の4限目、高校1年生を対象に人権・同和教育が行われ、今回はLGBT(性的少数者)に対する理解を深めることを目的に「カランコエの花」という映画を鑑賞しました。
この映画のストーリーは、とある高校2年生のクラス。ある日唐突に『LGBTについて』の授業が行われたが他のクラスではその授業は行われておらず、生徒たちに疑念が生じる。「うちのクラスにLGBTの人がいるんじゃないか?」生徒らの日常に波紋が広がっていき、思春期ならではの心の葛藤が描かれた内容でした。本編では当事者だけでなく、その周りの生徒の視点からも考えられるような作品で、生徒たちも多角的に内容を捉えられたのではないかと思います。
この映画を鑑賞した後、生徒は感想文を書きました。「友達がそうだったとしても今までと変わらず接していきたい。」「自分がもしそうだったら、悩むと思うから、もし友達がそうだったら、相談にのりたい。」など、LGBTの方に対する肯定的な意見が多く見られました。
多様な価値観を認め合う現代で自分とは違う考え方や生き方もあることを知り、理解しようとすることが、相手を受け入れる第一歩であると改めて認識させられました。
(文責:高校教員)