香川県藤井高等学校
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学校法人藤井学園創立100周年記念式典

本日、11月13日(月)、学校法人藤井学園創立100周年、および藤井学園寒川高等学校創立50周年の記念式典が本校のユリーカホールにて挙行されました。

元ドイツ連邦共和国大統領クリスティアン・ヴルフ氏ご一行様を始め、香川県副知事大山様、丸亀市長松永様、さぬき市長大山様、同窓会長横田様、同窓会長森島様、中学・高等学校の校長先生方、PTA役員の方々などたくさんの方々にお越しいただきました。ご多忙の中、お越しいただき、ありがとうございました。

 

記念式典の第1部は学校法人藤井学園理事長藤井睦子によるピアノ演奏によって彩られました。学校創設者である藤井和市翁が購入したアップライトピアノによる演奏は歴史の深みと新たなる幕開けを感じました。その後、開式の辞、国歌斉唱、理事長挨拶、校長式辞、同窓会長挨拶、来賓の方々からの祝辞、そして、姉妹校である聖ベルンハルト・ギムナジウム校よりビデオメッセージもいただきました。また、在校生の代表として生徒会長の高校3年生、宮川苺子さんが述べた「誓いの言葉」は、本校の更なる発展と活躍を期待させる素晴らしい内容でした。

  

 

祝電披露の折には、制服のデザインを手掛けてくださったコシノヒロコさんや、藤井学園寒川高等学校卒業生でもあるココリコの遠藤章造さんなどからのお祝いの言葉をご紹介しました。様々なご縁があって藤井学園の今があるのだと実感しました。

 

第2部は本校の中学プサルター部によるアヴェ・マリア、ドイツとも深い関係のある歓喜の歌、日本の童謡ふるさとの演奏から始まりました。その後、元ドイツ連邦共和国大統領クリスティアン・ヴルフ氏に特別講演をしていただきました。「新時代の日独交流~日本の若者へのメッセージ 若者はいかに生きるべきか~」をテーマに、さまざまな格言を引用しながら、「失敗を恐れず、自分の成し遂げたいことを見つけ、まずは挑戦すること」「失敗を未来の成功に繋げること」「自分を信じて日々努力をすること」「メンター(良き指導者)の助言を素直に聞けば成功を掴み取ることができるということ」「人生は日々の積み重ねであるから毎日幸せや生きがいを感じられるように生きていくこと」「積極的に社会に関わりをもつこと」「ネット上にある様々な情報を鵜呑みにせず、広い視野をもって正しく判断できるようになること」「安易に他人を批判するのではなく、他者の話に耳を傾け、共感できるようになること」など、ご自身の貴重な体験を踏まえて、藤井学園の学生に力強いメッセージを送ってくださいました。

本校は大正13年、藤井和市翁により丸亀女子教員養成学校が創立されてから100年という月日が経ちました。藤井高等女学校、藤井女子商業学校と変遷し、戦後の学制改革を経て、男女共学制の香川県藤井高等学校、香川県藤井中学校、藤井学園寒川高等学校の3校に発展しました。「大正」「昭和」「平成」「令和」と長い時を経てもなお、変わらず学校教育が行われていること、感慨深いとともに、非常に嬉しく思います。

学校法人藤井学園が創立100周年、藤井学園寒川高等学校が創立50周年を迎えることができましたのは、皆さまの温かいご支援の賜物と深く感謝申し上げます。

移りゆく時代の中で「学校は真の人間教育を行う道場である」という建学の精神や、「誠実・勤勉・礼節」という校訓をこれからも守り続け、次の100年に向けて更なる発展を目指し、香川県の未来を担う人材育成のために、さまざまな学校教育を行ってまいります。

最後になりますが、本日の式典に関わっていただいた全ての方々に御礼申し上げるとともに、皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。そして、これからも学校法人藤井学園を宜しくお願いいたします。

(文責:高校教員)