7月8日、9日と淡路青少年交流の家で宿泊学習を実施しました。
淡路青少年交流の家に到着して、施設の方から紙芝居形式で施設の使い方を丁寧に説明していただき、生徒たちは集中して聞いていました。
初日はカッター研修を予定していましたが、悪天候のためコミュニケーション実習にプログラムを変更しました。生徒たちは与えられた情報をグループ内でお互いに伝え合い、目的を達成するためにしっかりと話し合いをしていました。どのように話せば、友達に分かりやすく伝えることができるかなど、さまざまな工夫をしながらプログラムに取り組んでいました。スマートフォンなどでのコミュニケーションが当たり前になりつつある子どもたちにとって、改めて考え直す良い時間になったようでした。
夜には、ウミホタル観察を行いました。容器に餌を入れて、海に投げ入れウミホタルが採取できるまで待ちました。採取できるか不安でしたが、無事にウミホタルが集まってくれて、きれいな青色を見せてくれました。生徒たちはその幻想的な光景を必死にiPadのカメラで写真に納めていました。
2日目は地域探索ウォークラリーを実施しました。前日の天候と打って変わってウォークラリー日和となりました。南あわじ地域の歴史や文化を学びながら、班員で協力して全長5キロほどのコースを歩き切りました。iPadにはいったコマ図を見ながら正しい道を選ばなければいけないので、前日のコミュニケーション実習で学んだことも活かしながら協力する様子がどの班も見られました。そして、ポイントごとにある問題をiPadに入れていた解答用紙に記入していきました。そのときも、「ここにあったよ」など班ごとにコミュニケーションをとりながら解決をしていきました。
2年ほど実施できなかった宿泊学習ですが、やっと今回実施することができ、子どもたちにとって多くのことを学べる時間になったと思います。また、今回初めて宿泊学習にiPadを持って行き、多くの活躍を見せました。今後も積極的に活用していきます。
(文責:中学校教員)