本校は,3月27日(土),28日(日)の2日間希望者を対象に香川大学で行われた株式会社ドコモCS四国,株式会社Prima Pinguino主催の起業家育成プログラム『プラスかがわ』に参加しました。参加者は本校より高校ユリーカコース1年生7名,中学3年生2名,中学1年生3名になりました。他にも香川大学,県立観音寺総合高校の学生・生徒さんも参加し合同で行いました。
内容は,実際に起業家が行なっている手順を踏んで,高松市にある南新町商店街を活性化し収益につなげさせるための提案をプレゼンテーションで作成し,発表するというものです。
1日目は,最初に,全体ガイダンスを行い,起業家がどのように考えているか学びました。次に,事前課題で考えてきたことを紙に書き,同じような考えの人と集まり,班を作りました。班は中学生から大学生までの混合の班が4つ出来ました。
その班で,調べたいこと知りたいことを決め,実際に南新町商店街へフィールドワークへ出かけました。そして,商店街に来ている人に実際にインタビューを行いました。知らない人にインタビューすることに馴れてはいないため,最初は緊張していましたが,徐々に慣れてきて積極的に聞きに行くことができるようになりました。また,ある程度時間が経つとそれぞれの班が商店街でインタビューするチームと香川大学に戻って内容を検討するチームに分かれました。この2つのチームが情報共有するために,SONYの最先端技術「窓」が活用されました。「窓」はよりリアルに感じるビデオ通話のようなものです。「窓」によって,タイムラグがなく情報共有を行うことができました。
時間になって,全員が香川大学に戻りインタビューや商店街を見た印象から問題点や解決策をKJ法を用いて話し合いが行われ,ある程度終わった班から解散しました。
2日目は,前日に話し合ったことを更に深めて,Googleのスライドを使用してプレゼンテーション資料を作成しました。資料を作成していく中で,中学生も積極的に意見を出し,高校生は意見をまとめていました。また,中学生は端末を使ったプレゼンテーション資料作成を行なっていたので,自分から作っていました。そして,プレゼンテーションを行う際には,先程の「窓」を使用して高松のサンポートにある「SETOUCHI-I-BASE」から実際の企業家の方々に見ていただき,ご意見を頂きました。そこから,改善をする班やテーマ自体を変える班など自分たちの班ができること一生懸命に頑張り改めてプレゼンテーション資料を作成しました。再び,起業家の方々に見ていただきました。1回目の発表から2回目の発表までの時間は1時間程しかありませんでしたが,どの班もできる限りのことはできたと思います。その後,ルーブリックを使って振り返りを行い全日程が終了しました。
この2日間,生徒たちにとって,とても濃く実りのあるものになったと思います。中学生から大学生までほとんど関わることのない空間で自分たちにできること,考えられることを積極的に行なっていました。この経験が今後の学校生活に行かせていただけたらと思います。
(文責:中学校教員)