10月27日、「藤中フェスタ」が開催されました。
新型コロナウイルス感染症の影響もあり、今年度は体育祭も文化祭も中止になってしまいました。
行事のない寂しい年度の中で何かできないだろうかと、生徒会を中心に生徒たちが意見とアイディアを出し合って、全校生と教職員の心が一つになり、無観客の中ではありましたが、今回の「藤中フェスタ」を開催することができました。
前半は、学年ごとの「プチ体育祭」と「作品展示見学」、後半は、全学年による「ステージ行事」と盛りだくさんの充実した一日を過ごすことができました。
一人一人の輝いた表情が印象的でした。
・1年団
中学生になって初めてのイベントということもあり、みんな朝から元気いっぱいでした。
教室前には四字熟語を書いた習字や夏休みの課題研究、そして学級旗を掲示しました。
プチ体育祭では、初めて取り組む競技もありましたが、しっかり声を掛け合い、優勝目指して頑張りました。
ステージ発表については以下の通りです。
*1J1 劇「サザエさん」 ・・・ 一致団結を合言葉に、最後まで力を出し切ることができました。
*1J2 劇「浦島太郎」 ・・・ 台本作成や衣装作り、背景作りまで全て生徒中心で行いました。
*1J3 クイズ「1J3の壁」 ・・・ 昔の写真やヒントから先生方を当てるものと、漢字の画数を当てるクイズを作成しました。
・2年団
クラス展示、プチ体育祭、ステージ発表が行われ、それぞれクラスの特徴を色濃く出しながらの藤中フェスタとなりました。
綱引きでやっと1勝できた時の弾けた笑顔、ダンスを踊り終えた後の達成感あふれる表情、マスク越しではありますが、たくさんの素晴らしい笑顔を見ることができました。
今日のために練習した日々やステージでの緊張感はきっと良い思い出となって自分の中に残り続けます。
今年度は様々な行事が変更、中止された中だからこそ、全力で藤中フェスタを何倍も楽しむことができたのだと思います。
・3年団
ようやく学校生活も平常な日々に戻りつつありますが、三年生は進路に向けて、学習の診断や定期考査に追われ、慌ただしい日々が続いています。
様々な行事が中止になる中、「藤中フェスタ」の開催が決まり、少ない練習時間をやりくりして練習に取り組む生徒たちの表情は、まさに水を得た魚のようでした。
ほとんどぶっつけ本番の体育祭も、ステージでのダンスも、日頃のストレスを吹き飛ばすようなパワーとあふれる笑顔が輝いていました。
お互いを思いやったり、明るい声援を送ったり、日頃あまり意識されなかった、それぞれのクラスや三年生としてのチームワークが随所に見られました。
いい充電になったとともに、また一つ、忘れられない思い出を刻むことができ、充実した一日になりました。
(文責:中学校教員)