1年団は、総合的な学習の時間にさまざまなプロジェクトを実施すること予定をしています。
その中の1つが「GROUP PROJECT」です。
「GROUP PROJECT」では、新しいものを生み出し、それについて紹介・プレゼンすることを目的としており、創造性やディスカッションなどを通してコミュニケーション能力を養います。
そして、ICTの活用の中で、これまでにない体験をさせたいという思いから実施しています。
今回は「Fキャラ-1グランプリ」と題して、藤井中学校のマスコットを考え、そのマスコットのプレゼンテーションを行いました。
6月に生徒たちがそれぞれにデザインを考え、その中から各クラスで6つの代表を選出しました。
そこから計18班に分かれ、それぞれのマスコットの紹介のために、パワーポイントを用いてプレゼン資料を作成しました。
授業の時間だけでなく、夏休みの補講のあとの放課後も使い、それぞれの班が納得できるプレゼン資料を作成することができました。
入念な打ち合わせとリハーサルを経て、発表を行いました。
どの班も工夫を凝らし、堂々と発表しました。
パワーポイントのスライドにアニメーションなどを付けることで、よりわかりやすく聞きやすい発表となりました。
そして、各クラスの発表でそれぞれ投票を行い、クラス代表1つずつを選出し、最終プレゼンを行いました。
時間のない中で、以前の発表からさらによいものにしようと考え、自主的に行動することができていました。
最終プレゼンでは前回発表したときよりも素晴らしい発表になりました。
どのクラスでも、わかりやすく自分たちの思いを伝えようと感じられる発表になったと思います。
今までになかった経験を通して、生徒たちは成長したと感じました。
新しいものを考え、考えたことをプレゼンテーション資料にまとめ、根拠とともに伝える。
このことが、将来役立つ資質・能力につながると実感ができました。
生徒の感想をご紹介いたします。
・ぼくは「Fキャラ-1グランプリ」を通して、パワーポイントの使い方や発表の楽しさを学びました。
班の人と「もっとここをこうしたらいいんじゃない?」と話し合いながら作れたので良かったです。
みんなと仲良くなれたし、最後までやり遂げられたのでうれしかったです。
何よりも楽しかったので、やって良かったなと思いました。
・今回初めてプロジェクターを使っての発表で、戸惑うことがとても多くて大変でした。
しかし、グループの子や先生方の手助けもあり、何とか乗り越えることができました。
また、100人以上の前で発表することも初めてとなり、1回目のプレゼンでは緊張しましたが、2回目となる最終プレゼンでは緊張することなく、逆にとても楽しむことができました。
・より分かりやすくするにはどうすれば良いかなど、班の人と協力して作りました。
皆で話し合ったり、協力しながら進めていくと、思っていたより早く終わらせることができたし、みんなの仲が深まったと思います。
他の班のパワーポイント資料を見ていいなと思ったところは真似できるようにしたいです。
(文責:中学校教員)